強欲社会主義〜中国・全球化の功罪〜 遊川和郎
中国型資本主義とは一体何なのか。これを読んでより理解が深まる。中国脅威論または崩壊論。この国の発展とともに様々な見方がされるのは、それだけ特殊性を持った大国が国際社会に大きな影響を与えている証拠だろう。この国は普通の国にはなれないのだ。我々日本人は、同じアジア人として彼らとどう付き合っていくかを考えなければならない。中国人という人種に対する理解はもちろん、経済的・政治的にも、未来に向かってより建設的な協調が求められると筆者は説いている。
『世界を知る力』 寺島実郎
なんとなく読んでみた。自分も含め、日本人があまりに世界を偏った味方で見ていたことを知れた。「上下を逆にした世界地図で見た日本」という箇所では、日本がいかにユーラシア大陸に近接しており、長い歴史の上では欧米よりもむしろ、東アジア及びロシアとの交流の歴史の方が深かったということに驚きを感じた。
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